2025年09月27日
キタノアカヒレタビラ保全活動レポート
2024年10月6日(日)
新潟県の絶滅危惧Ⅱ類に指定されているキタノアカヒレタビラの保全活動の一環として、キタノアカヒレタビラの移植候補池としての池の整備に行ってきました。 今回の活動では池の底面の状況確認も併せて水抜きを実施しました。前日より水中ポンプを使用して水抜き作業を行ったのですが、腰まで沈むほどの泥が堆積していました。
池には、倒木や枝が散乱しており、深く沈む泥の中、黙々と枝や沈殿した落ち葉の撤去に費やしました。
水を抜くと、コイやギンブナ、水生昆虫が確認できました。
キタノアカヒレタビラは二枚貝の中に産卵します。現状の泥が多い環境では二枚貝の繁殖が上手くいかないため、まずは泥の回収作業が必要になってきます。少しづつではありますが、池の泥の除去を行い環境整備を行っていきます。
2025年9月27日(土)
現在、キタノアカヒレタビラが生息できる環境が整った池はわずかしかないため、今回は環境の整った場所を増やせるよう移植候補地となっている池の清掃を行いました。 池の水を抜いて水底にたまったゴミやヘドロを、重機を使って取り除く大変な作業です。 私たち『うみがたり』は、水を抜いた際に採集した生きものを引き取りに行きました。胴長を着用して、水位が低くなった池へいざ入水!想像以上に沼にハマって身動きが取れないスタッフが続出する中、数名のスタッフが奮闘!コイやフナのほか、近年生息数が減ってきているミズカマキリやゲンゴロウなどがいました!
まだまだキタノアカヒレタビラが生息できる環境には課題がありますが、着実に課題をクリアしながら保全活動の一歩を進めたいと思います。